本当の肝臓の検査

日常的におこなわれる肝臓の検査といえば、採血をしてGPT(ALT),ALPなど肝臓の細胞から漏れてくるもので肝臓の障害の程度を推測しています。
何も症状がないものではこれで十分だと思いますが、症状があるものやなくてもなかなか数値の下がらないものではさらに肝臓に負担をきたすホルモンの測定や食事の前後で胆汁濃度やアンモニアの濃度を測り肝臓の機能自体を調べる必要もでてきます。

またレントゲンや超音波を使って肝臓の形、大きさ、胆嚢の様子、肝臓にできものはないかなど調べるのも有用です。
ただこれらの検査では本当の肝臓の状態を理解することは難しいです。
肝臓に繊維化が起こっているのか、慢性活動性肝炎なのか、銅蓄積型肝炎なのかは生検でのみ確定診断ができます。
開腹手術に耐えられる状態で肝臓疾患が長引いている症例では考えていただければと思います。
もちろんリスクが高い状態ではおすすめできませんが、リスクが高くなる前、まだ十分に治療の可能性があるときがお勧めです。